ミドリムシのバイオプラスチックを開発

ミドリムシのバイオプラスチックを開発

ミドリムシのバイオプラスチックを開発に成功

現在、プラスチックは全世界で年間約2.3億トン、日本国内だけをとってみても約1300万トンが生産されています。

 

しかし、このほとんどが石油を原料とするモノマーを高温・高圧の条件下で反応させ生産されるため、その過程では膨大な量の温暖化ガスの発生と、エネルギーが消費されています。

 

この石油由来製品を代替えするために見込まれる植物由来資源の消費量は、将来、数千万トンとも予想され現存する陸上植物だけでは、その需要に供給が追い付かなくなるというリスクを多分に含んでいます。

 

しかも、その素材は食糧と競合しないものが望まれるため、そのリスクはますます高くなります。

 

そこで、「独立行政法人 科学技術振興機構」の先端的低炭素化技術開発の一環として、

 

・安定供給が可能である
・非食用植物資源由来の多糖類を利用する
・高い温暖化ガス削減効果を得られる

 

という、革新的なバイオプラスチックの開発を目的とした「非食用の多糖類を利用したバイオプラスチックの研究開発」に取り組んだ、「独立行政法人 産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門」、「日本電気株式会社(NEC)スマートエネルギー研究所」、及び「国立大学法人 宮崎大学農学部」が、ミドリムシから抽出される成分を主原料としたバイオプラスチックの開発に成功しました。

 

衝撃強度については、まだ改善の余地があるものの、成型のため熱を加え溶融軟化させる熱可塑性については、ポリ乳酸やナイロン11などの従来のバイオプラスチックや、石油由来のABS樹脂と同等レベルであり、更に耐熱性においてはこれらのプラスチックよりも優れているということが確認されました。

 

そして何より、ミドリムシ及び、それ由来の成分とカシューナッツの殻由来の油脂成分を主とするため、成分の約70%が植物由来のプラスチックであるということが特徴となっています。


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